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第50話

「冗談だろう？」とフィリップが尋ねる。

「いや、冗談なんかじゃない。マナベルトスのメガブリトーほど、食中毒になって最悪な一日をさらに台無しにする方法は思いつかないね」。フィリップが車を入れなければ、私は飛び出すつもりだ。

彼は車を駐車場に滑り込ませ、私はドライブスルーに回るように言う。

「この辺りでは猫がみんな消えるという噂を聞いたことがある」

「犬についても同じ噂を聞いたよ」と私は無表情で返す。

彼は窓口に車を寄せる。「それでもまだそんなもの食べる気なの？」

「止めるつもり？」

彼はメガブリトーと大きなソーダを二つ注文する。「ナプキンをたくさんもらって」と私は言う。ブリトーからは液状の...