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第46話

私のお金、というよりムーンのお金は、2時間後にはなくなっていた。彼からの新しいメッセージはなく、私はじっと座っていられない。レディたちはトイレ休憩をとり、長くて形の良い脚を伸ばしている。真夜中を少し過ぎたところだが、彼女たちは入ってきた時と同じように見える—ゴージャスで、元気で、完璧な装いだ。私はイライラして、疲れて、そして本気で蹴りを入れたいお尻があるとしたら、それが必要ないことを真剣に願っている。ムーンの着信音が私を驚かせた。

「帰宅中。警戒を怠るな」

彼の叔母が車に一緒に乗っているから、彼が話せないのは理解できる。彼のメッセージを少し考えてみると、もし彼がトラブルが差し迫っていると思...