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第288話

コリの爆発的な怒りで部屋が静まり返り、私は岐路に立たされている。ダックスの新しいボディガードからコリを救うべきか、それとも彼女自身に状況を対処させるべきか？以前なら問題ではなかっただろう。彼女ならこの巨人を簡単に黙らせることができたから。でも今は、そう確信が持てない。

デュークは彼女の怒りを無視し、冷静に彼女の皿に料理を盛り付ける。十分すぎるほど食べ物を盛ると、彼は向きを変え、自分の隣の空いた椅子まで歩き、満杯の皿をコリの席に置く。彼女の目が私と合い、「なんてこと？」と無言で口を動かす。そして、彼女はテーブルに歩いていくのではなく、行進するように進む。デュークは彼女のために椅子を引き、彼女の...