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第208話

どんな女性が、赤ちゃんを肩に抱えた男性の裸の胸ほどセクシーなものはないと言ったとしても、その人はラックがカーソンを抱いている姿を見たことがないのだろう。彼の筋肉質な胸と逞しい腕が私の視線を引き寄せる。カーソンはとても小さくて、ラックは本当に大きい。彼が私から背を向けると、今度は彼の背中に目が釘付けになる。歩くたびに筋肉が波打つ。私は恥知らずで、よだれを垂らしているんじゃないかと思う。唇を確かめて微笑む。欲望が腹の底でうずまく。彼を中に感じたいという欲求は爆発的だが、医師の指示に忠実に従っているため、もどかしい。

パーティーから一週間が経った。やっと睡眠不足を解消し、怠惰になりつつある。カーソ...