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第376話

占術協会の沈黙は、エリザベスの予想通りに展開した。エサンは常に指揮を執るのに慣れ、かなり自惚れていたので、人々の意見をあまり気にしていなかった。しかし彼は、時として世論が真の局面転換となりうることを見逃していた。

確かに、占術協会にはブレンダの後ろ盾のような怪しい一流の占い師がいたが、善良な占い師もいた。

エリザベスは10年前の二人の占い師について聞いたことがあった。彼らは何千人もの人々を邪悪なエネルギー装置で傷つけようとしていた悪質な魔術師を追跡した。その二人は人々を救うために命を捧げ、魔術師も道連れにした。

そのような話はたくさんあった。長年にわたり、占術協会には大義のために自らを犠...