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第312話

エンリケの反応に、みんなが二度見した。レフェリーが心配そうに駆け寄ってきた。「大丈夫か？続けられるか？」

エンリケはぎこちなく水を吐き出し、完全に間抜けな気分になった。彼はうなずいた。「ああ、大丈夫だ。ゲームを続けよう」

彼はエリザベスとナタリーがブレンダを睨んでいるのに気づいた。おそらく彼女たちは先ほどのことへの仕返しを計画していたのだろう。彼はブレンダを守ると約束したので、その約束を守らなければならなかった。

ブレンダが心配そうに近づいてきた。「エンリケ、休憩する必要ある？」

もちろん、彼女は彼に休憩してほしくなかったのだ。

エンリケは立ち上がり、笑顔で言った。「いや、大丈夫だ。...