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第168章エリザベスの良さを誰もが知っている

レイモンドは、ケヴィンが本当に自分が混ぜたドリンクを飲むとは思っていなかった。

彼はケヴィンのテーブル番号を使って注文したと言っていたが、ケヴィンはそれを否定することもできた。

何と言っても、これは簡単に反論できることだった。

もし二人ともそのドリンクを飲まなかった場合の次の行動も、レイモンドはすでに考えていた。

ところが、今日に限ってケヴィンがこんなにも積極的で、さっさと飲んでしまうとは誰が予想しただろう。

そして、本当に騙したかったユージーンとブレンダには、一滴も飲ませることができなかった。

少し申し訳ない気持ちになったレイモンドは、自らを罰するように三杯のドリンクを飲んだ。

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