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第128話

聖帝（ポール）はリチャードに血を流して聖女（エリザベス）に対処させるつもりはなかった。

彼はドミニクの方を向いた。「デイさん、占いの道具を二つ売っていただけませんか？」

ドミニクは驚いた。これだけのことがあったのに、聖帝はまだ拒否するのか？

彼の努力は全て無駄だった。彼がここに来たのはクラーク兄弟の血を手に入れて聖女に対処するためだったのに。

彼はため息をついた。「これらの道具は私の師がアルフォンソに譲ったものです。私は持っておらず、家宝を貸したり売ったりすることはできません。ご理解いただければと思います」

聖帝は追求しなかった。「無理なお願いでした」

彼は他の占い師を探して、リチ...