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第1414話

望遠鏡を通して、クインは、バルコニーのドアが開いているのに、部屋が空っぽなことに気づいた。

彼女は庭に目をやると、ゴミを捨てに出てくるモリーが見えた。

クインは望遠鏡を置くと、急いで階段を下り、隣の家へ向かった。

モリーがゴミ捨てから戻ってくると、ドアのところでクインとぶつかり、笑顔で彼女を迎えた。「メロンさん、いらしたんですね?」

クインはダウンジャケットのポケットに両手を突っ込み、何気なく言った。「ただ散歩してて、通りかかっただけよ」

そう言いながら、彼女は家の中をちらりと覗き込んだ。

モリーは彼女の視線に気づいた。「リンチさんはお家にいますよ。中に入って少し座っていきませんか...