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第1249話

太陽が低く沈みかけていて、アビゲイルはまだ一人の人影も見ていなかった。ただ果てしない荒野と山々だけが広がっていた。

一日中運転した後、彼女はついに車を止め、疲労で悲鳴を上げる手と足を休めた。シートに身を預け、ランドンの方を向いて尋ねた。「お腹すいてない？」

彼女は本当に返事を期待していなかった。車を降りてトランクを漁り始め、何か食べるものが見つかればと思った。

運悪く、水のケースが2つあるだけで、すでに3本飲み干していた。

近くに小さな小川があったので、顔を洗いに行った。そのとき、彼女は水の中にカニがいるのを見つけた。

目を輝かせた彼女は靴を脱ぎ捨て、小川に飛び込み、岩をひっくり返し...