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第1030話

雪でアンバーベイは凍えるほど寒く、路肩の雪はまだ残っていた。アビゲイルはほんの少し座っただけで、手足が冷えで完全に痺れてしまった。

彼女は両手をこすり合わせ、携帯を取り出して時間を確認した。すでに正午だった。

アビゲイルは再び立ち上がり、尋ねた。「クインはまだ目を覚まさないの？」

ネイサンは首を振った。「まだです」

アビゲイルは彼に一瞥をくれると、再び座り込んだ。

時間が経つにつれ、オリビアでさえ何か様子がおかしいと感じ始めた。彼女は食べ物を届けに入ったとき、朝食がまだ手つかずで、クインがまだ目覚めていないのを見た。

彼女は階下に降りてソーレンに尋ねた。「ソーレン、どうしてケネディ...