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第1008話

翌朝、カイルは朝食を持ってアレキサンダーのところに立ち寄った。彼は昨夜と同じ場所に釘付けになったまま、クインを見つめていた。

クインはベッドに横たわり、死人のように青白かった。かすかな胸の上下がなければ、もう亡くなったと思うほどだった。

「ケネディさん、何か食べないと」カイルは彼に声をかけようとして呟いた。

アレキサンダーはピクリとも動かず、返事もしなかった。

カイルはため息をつき、朝食を隣の棚に置いた。「ここに置いておきますね。後で食べてください。あなたも回復して休息が必要です」

アレキサンダーから何の反応もなく、カイルには立ち去るしかなかった。

彼が部屋を出ると、ソーレンが近づ...