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第55話

星雲。

09:20 「ホライズン刑務所」 独房。 「ゼフィリア」

奴らが私がこれを見過ごすと思っているなら、完全に間違っている。今は彼女に教訓を与える手助けをしてくれる人が他にいないから、あのクソ生意気なアウレリアをここから追い出してやる。

悪戯っぽい笑みが私の唇に浮かんだ。彼女が無実だということは知っていた。そして最高なのは、彼女がゼフィリアの有名な代表者と接触があるということだった。

私は椅子から立ち上がった。

「どこへ行くつもりだ?」ホークアイが真剣な眼差しで私を見た。

「ト、トイレに行くだけよ。すぐ戻るわ」私は緊張して答えた。

彼は立ち上がり、私のつなぎの襟をつかんだ。そ...