悪魔の人形

第37話

「地平線刑務所」食堂。ゼフィリア。

悪魔。

私は彼女が友達のところに行き、ドラゴンの隣に座るのを見ている。

「おはようございます、ボス」彼女は私を見ずに言った。

「おはよう」私はため息をついてから、目の前にあるグラスを手に取り、一口飲んだ。

私はもう一度私の女を見つめた。彼女は手に入りにくいふりをするのが好きだが、私のことを本気で好きだということを知っている。私も否定しない。私も彼女に夢中だ。彼女のためだけにこの刑務所にいるんだ。ここから出たら、彼女も一緒に連れていく。

彼女を独り占めするために、家族を殺すと脅さなければならないとしても。こんな風に誰かに対して狂おしくなるなんて思っ...