兄の親友に奪われて

第55話

アリッサ

帰り道で私は泣き始める。すべてが一度に押し寄せてくる。涙は無言だったが、時折すすり上げる音で私の男たちの注意を引いてしまう。

ズーリが私を見るので、私は微笑み、すべて大丈夫なふりをする。彼女には私がこんな姿を見せたくない。あの精子提供者に再び私を壊させるなんて。ただ私は自分が馬鹿みたいに感じる。どうしてアイザックがゲイだという兆候に気づかなかったんだろう？普通にセックスしていた時でさえ、ひどいものだった。彼が少しでも興奮を見せたのは、後ろから行うアナルセックスの時だけ。今、真実を知って思えば、彼は私とやりながら多分誰かの男のことを考えていたんだろう。

ようやくキングの家の車道に...