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第49話

「ニコ」と私は呻き、タンスの上のベビーモニターを通してズリの泣き声が聞こえてくる。寝落ちしてからまだ数時間しか経っていないが、一晩中セックスしていれば当然だろう。

「私が行くわ」とアリッサは私の胸に顔を埋めたまま、眠りに落ちかけた声でつぶやく。だが彼女の体は別の物語を語っている。もう一度いびきをかき始めている。

ニコと私は静かに笑い合う。昨夜は本当に彼女を疲れさせたが、彼女が一瞬一瞬を楽しんでいたのは明らかだった。

「ニーコー」とズリはさらに大きな声で叫ぶ。

「呼ばれているようだな」とニコはつぶやき、服を着始める。「彼女はミルクが欲しいんだ」

あいつは生まれつきの才能があるな、あの最...