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第34話

アリッサ

低いうめき声が漏れる。彼のものが私の入り口を弄ぶ感覚に目を覚ます。彼は後ろから私の割れ目に沿って上下に滑らせ、その荒々しい手で私のお尻を掴む。その所有欲に満ちた握り方が、私は好きになってきている。

体勢の変化に頭が追いつく前に、体は本能的にリラックスしていた。誰かは見なくても分かる。

でも、いつ彼のベッドに入ったの?そして今何時?

最後に覚えているのは、ニコの上で眠りに落ちたこと、彼が―

いや、今はそのことを考えたくない。

「痛いか、子猫ちゃん?」キングが私の耳元で囁き、私は身震いする。

「少し」私は息を吐く。昨夜彼が出かける前の激しく、頭がクラクラするようなセックスを...