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第二十五章

全身が痛い。

お腹だけじゃない――もっとも、そこが一番ひどいけれど。下腹部の奥深く、焼けつくようにねじれる激痛が、陣痛のような波となって押し寄せてくる。

でも、胸も痛い。

まるで、内側から崩れていくみたいに。

まるで、もう手遅れみたいに。

声が聞こえる。大勢の。どれもぼやけている。うるさすぎるのに、同時に遠すぎる。

ストレッチャーに乗せられているのかもしれない。頭上をライトが流れ、明るくて、無機質で、何かがおかしい。

丸くなろうとする、赤ちゃんたちを自分の中に抱き留めようとするけれど、腕がコンクリートでできているみたいに重い。

あの人たちはどこ?

私の大切な人たちはどこにいるの?

最後に覚えて...