兄の親友に奪われて

第129話

アリッサ

「深呼吸してくださいね。少し不快感を感じるかもしれません」と超音波検査技師が優しく言いながら、ジェルを塗ったプローブを私の入口に近づけます。

私は緊張した笑いを漏らし、冷たいジェルと侵襲的な角度を無視しようとします。「不快なのは、あなたがその機械を私の中に入れて内臓の写真を撮るために、私の足がこんな風に開いていることだけよ」

検査技師は柔らかく笑い、肩を小刻みに揺らしながらプローブを調整します。

ニコがクスッと笑います。「俺がやってあげると言ったのに、スイートガール」

私は冗談めかして彼を睨みつけ、頬が熱くなります。「黙って、ニコ」

私の三人の男性たちが隣の椅子に座り、興...