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第81話

ヴィンセント視点

私は受付嬢を睨み返し、まるで彼女が突然二つの頭を生やしたかのように見つめた。

「どういう意味だよ、勝手に上の階に行かせたって？！」私は声を荒げ、周囲の何人かの注目を集めることになった。

「あの、ウォーカーさんのお名前をご存知で、とても感じの良い方々だったので、あなたと親しい方だと思ったんです！あなたが外出されているとは知りませんでしたが、すぐに降りていらっしゃいましたよ！」受付嬢は自分を守るように言い、彼らの姿を映したセキュリティ映像を必死にキーボードを叩いて探している。

「それが問題じゃねえんだよ！お前は俺のアパートの部屋番号を馬鹿みたいに教え...