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第81話

赤は、この章でかなりひどい怪我を負います。

スカイがあんな風に悲鳴を上げるのを聞いて、私の心は砕けた。こんなにも激しく彼女を愛せるなんて思ってもみなかった。私の魔法が体内で渦巻き、愛しい娘に触れた者を誰でも焼き尽くしたいと願っている。カレブの前に氷の槍が現れ、火の矢が私の周りに浮かび、それらをスカイの肩をまだ噛んでいるあのくそビッチに向けて放った。そのくそビッチは厚かましくもスカイを膝から投げ捨て、氷の槍と火の矢が届く直前に玉座から飛び降りた。神によって作られた魔法の盾が玉座の周りに現れ、それを守っている。

くそ玉座なんてどうでもいい。燃えてしまえばいいのだ。私の目はスカイに向けられて...