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第51話

コノンがキャサリンを訓練室から連れ出す様子を見ていた。彼らの周りには幸せのオーラが漂い、甘い香りがした。コノンが食堂を去った後、キャサリンの痛みと悲しみを感じることができた。ジョーダンに拒絶されたとき、私もその痛みを経験し、心が粉々になったような気分だった。でもコノンがキャサリンと話し合うことを決めて良かった。ソウルメイトは一緒にいるべきだ。

私も自分のソウルメイトと一緒にいるように。

カレブの温かい手が私の手を握り、彼と一緒にいれば常に安全だと分かっている。カレブ—私のソウルメイトであり親友—を見つめると、二度目のチャンスを与えられた自分がどれほど幸運か信じられない。

キャサリンはひど...