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第16話

レッドは草を見つめ、ぼんやりとそれを摘んでいる。

彼女の答えを待っている間、私の胸の中では鼓動が激しく打ち鳴らされている。彼女が「はい」と言ってくれることを願うが、強制するわけにはいかない。

彼女は同意するしかない」とレイヴンが言う。

レッド、同意する必要はないよ、レイヴン。彼女が何と答えようと、私たちはそれを受け入れる

彼女が必要なんだ。サフィアもね。彼女たちは俺たちのものだ!」レイヴンは興奮した口調で言う。

わかっているけど、落ち着いてレイヴン!

レイヴンは黙り込み、ただレッドを観察している。私たちのソウルメイト。

彼女は美しいが、自分を飢えさせたせいで...