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第43話

この出来事を念頭に置きながら、私は朝中ぼんやりしていることに気づいた。

頭の中で二人の小人が争っているようだった。

一人が言った。「ほら、彼も実際あなたを大切に思っているのよ。あなたたちが初めて会った日まで覚えているんだから」

もう一人が口を挟んだ。「ジャクアー大学卒業のことを忘れたなんて気にするな！この日付の情報はたぶんアイバンか彼の仲間から漏れたんだよ。いつまでもくよくよするな！」

正午までに、私はそれらの混乱した考えを脇に押しやり、エリッサを誘ってカンティーンで食事をすることにした。

以前はテイクアウトをしたり外食したりすることが多かったけれど、最近はあまり歩きたいと思わなくなった。カフ...