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第365話

「何だったの？」フランシスとホープがほぼ同時に尋ねた。

エリッサは思い出そうとした。「海藻から抜け出そうとしていた時、中に手を見たような気がして、それから足が何か冷たくて濡れたものに触れたの」

彼女は続けた。「息を止めていて少しめまいがしていたから、よく見えなかったわ。魚かなにかだったのかもしれない。それに手については、私の想像だったかも」

少し間を置いて、彼女は言った。「アレルギーについては、私はアレルギーの既往歴がないわ。医者はアレルギー反応だと言ったの？」

フランシスは答えた。「まだ確かではない。検査結果を待っているところだ」

エリッサはうなずき、ホープの方を向いた。「ホープ、...