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第330話

エリッサがダンスフロアで踊りまくっていた時、彼女のリストバンドが振動した。ちょうどそれを確認しようとした瞬間、誰かが強い力で彼女をフロアから引っ張り出した。

彼女はつまずきながらプライベートルームに入り、見上げると、見覚えのある、しかし冷たいハンサムな顔があった。彼女が何か言う前に、リストバンドがまた振動した。

エリッサは私からの着信だと分かり、すぐに応答した。「なんで何度も電話してくるの？どうしたの？」

「フランシスに連絡取れる？ジェリーに繋がらないんだけど」と私は言った。

面白いことに、フランシスはちょうどそこにいた。

エリッサは手を上げた。「今の聞こえました？ピーターソンさ...