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第52話

「私を必要としている?私を犯したいって意味よね」彼女は軽蔑的に笑った。

「説明する必要はない...俺たちが何を感じているか、お互い分かっているだろう。それがどれほど素晴らしいか、お前も必要としていることを俺は知っている」

「私は違う...」

「嘘をつくな」

「あなたは私をこれに従わせられると思っているの?私たち二人の間にあるすべてのことがあるのに?」

「お前がいとこと寝るまでは全て順調だった」

「くそったれ!もう時間の無駄はしないわ!」彼女は私に背を向けた。

「今はあのクソ野郎のケントと付き合っているんだろう。奴は花まで送ってきたな」

「どうして彼が花を送ったって知ってるの?」...