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第59話

アレックス

あのエンゾとの取引をしてから一週間が経った。その間ずっと酔っぱらっていた。あの美しい小さな天使が私を平手打ちしてから六日が経った。彼女がそうした時、どれだけ怒ったか思い出して独り笑いする…それに、どれだけ興奮したかも言うまでもない。私は彼女を許すつもりだった。特に彼女が経験したすべてのことを考えれば。なぜ許すつもりなのかを説明するために私の部屋に連れて行ったとき、自分が彼女の小さな罠にはまっていることに気づいた。

私は彼女にキスをした。自分の金玉を切り落として彼女のためのネックレスにしてやった方がましだったかもしれない。

最も恐ろしいのは、もう一度そうしたいという欲望だ...