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第25話

ミッキー

プールを後にした俺の頭には、ただ一つのことがあった。それは、人間が可能な限り早く自分の部屋に戻ることだった。十数人の欲情した女中たちの色目も無視して、一瞥すらくれなかった。奴らはいつも俺を見つめていたが、今や俺のチンコを見てしまった以上、事態は悪化するだけだろう。実際、一階にある数少ない部屋の一つである俺のスイートルームのドアに近づいたとき、一人の女中が実際に俺を止める厚かましさを見せた。その女は俺の前に立ちはだかり、俺が気づく前に両手を俺の胸に置いた。

「サヴォさま」男たちをなだめることに慣れた少女の優しい声で彼女は甘えるように言った。

俺はできるだけゆっくりと鼻から息...