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第17話

私のクローゼットには水着が三着しかなく、すべてビキニだった。フラストレーションのうなり声を上げながら、唯一合いそうなのが、もちろん、セクシーな赤い紐ビキニだと気づいた。他の二着は、見た目が酷いことは置いておいても、小さな胸用に作られていた。少なくとも紐ビキニならある程度サイズを調整できる。トップがあまりに小さすぎなければの話だが。生地が少ないということは露出が多いということで、アレックスとのあの出来事の後では、できるだけ体を隠したかった。

薄暗い部屋で着替えていると、選んだ水着が他の二着よりも二サイズほど大きく、上も下も十分にカバーできることがわかり、嬉しい驚きだった。それでも、バスルームに...