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第119話

ロマニー

テキーラを三杯一気に飲み、レモン半分を絞った後、やっとベッドに向かう勇気が湧いてきた。部屋に入ると、全ての視線が私に注がれ、会話が途絶えた。通り過ぎる時、筋骨隆々の四人の男たちがまだ完全に服を着ていることに気づく。

私はローブの紐をほどき、ベッドに近づくにつれて開いたままにしておく。そして膝をついてベッドの中央へと這っていく。肩越しに色っぽく振り返ると、四人が私をただ見つめているのが見える。飲み干した液体の勇気にもかかわらず、私は顔を赤らめる。風にあおられる炎のように顔が燃え上がり、恥ずかしさに笑いをこらえようと唇を噛む。

「くそっ、ベイビー」デイミアンが唸る。彼の紺碧...