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第46話

ジェイソン視点

あの嘘つきの二股野郎から手に入れた情報について仲間たちにメールした後、俺は外で待機していた車に真っ直ぐ向かった。アイドリング状態のSUVの涼しいエアコンの中に座り、十分もしないうちに全員が乗り込み、プライベートジェットへと向かった。

車はより小型の飛行機が待機している格納庫内に駐車した。その機体は最大で五十人乗りだ。俺たちは三十人の警備チームを連れてきていた。ベンとドラコは車から降りて階段を上がる間も電話で飛行計画を立てていた。

俺は機内の中央部分に落ち着き、窓側の席を取った。目の前には大きな作業テーブルがある。ベンが隣の席に座り、チャーリーが向かいの席に、そして...