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第37話

オーロラ視点

闇。私が見るのは闇だけ。目を開こうとしたけど、できなかった。他の感覚がより鮮明になってきた。何か柔らかいものが私の目を覆い、闇を保っている。アイマスク。その覆いを取り除こうと手を動かそうとしたけど、抵抗に遭った。

頭上で柔らかいパッド付きの手錠が私の手を拘束している。でも一番驚いたのは、全身に感じる圧倒的な手の感触だった。体中のあらゆる場所に手が、正確には4組の手が。羽のように軽く、絶えず動き続ける柔らかな愛撫が私の肌を這う。

私の体は火のように熱く、奥底は脈打っている。手が私の胸を愛撫し、軽く握りしめ、指が乳首を円を描くように撫で、少しひねったり摘んだりして、硬く...