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第169話

セラフィンの視点

リックが私に対してやろうと思っていたことを全て語り始めるのを聞いていると、体中に震えが走り始めた。彼の体を私の体に押し付けて感じたいという欲求が、あらゆる可能性で私の体をうずかせていた。

「くそっ」リックは囁き、まだ私の首に沿ってキスを続けている。「天国のような香りだ」

私の手は彼の豊かな茶色の髪に優しく絡み合う。彼が私の触れ方を楽しみながら動くと、私の中から小さな喉の震えが立ち上る。私は彼の髪を少し引っ張る。彼が私からの与えるものを受け取ると、私の唇に小さな笑みが浮かぶ。

「君は俺を焦らしているね、愛しい人」リックは私の肩を軽く噛みながら囁く。タンクトップと...