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第84話

シドニー

まだジェイスが与えてくれたオーガズムの余韻に震えている私は、これから彼のとても太くて長いペニスに貫かれようとしていることが信じられない。痛いだろうとわかっているけど、それでも期待に身をよじらせずにはいられない。

彼の硬く筋肉質な体に視線を走らせると、これが現実なのか自分をつねりたくなる。何度も妄想してきたことが、今まさに実現しようとしている。彼の緑の瞳は憑りつかれたように私を見つめている。こんな強烈な視線は、彼がカードをプレイしている時にしか見たことがないけど、今の彼の見つめ方にはそれさえも及ばない。今この瞬間、彼にとって他には何も存在しないことがわかる。ただ私たちふたりだけ、彼...