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第75話

リヴ

ホテルに戻るのはすぐだったけど、ジャスティンはエレベーターではなくフロントデスクへと私を連れていった。さっきと同じ美しい女性がいて、比べて自分が醜く見えないようにと努力する。私の不安を感じ取ったかのように、ジャスティンは腕をきつく回して、セクシーな笑みを浮かべた。心臓が激しく鼓動し、突然裸になって彼の体に擦り寄りたくなる。彼が私に与える効果は狂おしいほどで、それが大好き。まだ彼に犯されてもいないのに、私の全てが既に彼のものになっているみたいだ。

「ご用件は?」女性が尋ねると、その声に嫉妬心が滲んでいるのが私にも分かった。彼女を責めることはできない。ジャスティンは全ての女性が自分のもの...