パパの友達に夢中(R18)

第163話

ジントニックを飲みながら彼を見た。高い頬骨、力強い顎、矢のように通った鼻を持つ細い顔。彼は印象的で、型破りな魅力を纏っていた。小さな口元だが豊かな唇を持ち、目は細く、何か秘密を抱えているかのようだった。

酔っぱらい気味の私—もう3杯目だった—は心の中でにやりと笑い、素敵な男性に出会えるかもしれないという姉の言葉を思い返していた。ただ…彼を盗み見れば見るほど、彼が「素敵な」男性には見えないことに気づいた。しかし、彼は確かに「力強い」男性には見えた。

高価なゆったりとした白いシャツに、同じく高価な靴とズボンを身につけた彼を見て、これが噂の隠遁富豪なのかと思った。少し古風な雰囲気はあるものの、確...