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第230話

〜ゾーイの視点〜

ゾーイは疲れ果て、命からがら息を荒げていた。彼女の手はまだ頭上で手錠をかけられたままだった。アッシャーは自分自身を清めた後、彼女の手首の手錠を解除した。ゾーイの手は自由になり、ぐったりした体の横に落ちた。アッシャーは彼女に寄り添い、強く腕を回した。二人ともまだ裸だった。彼らの体は温かく、心臓はまだ激しく鼓動していた。

「どう感じてる?」彼は尋ねた。

「すごく…良かった…あれは…かなり…すごかった…」彼女は息を切らしながら言った。

「そう?」

「うん」彼女は一瞬間を置いてから続けた。「好きになるとは思わなかったけど、でも好きになった…」

ゾーイはバックドアでの行為全...