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第90話

ケリー・アンの視点:

これはまた違う何かだわ。私はもう爆発しそうなほど高まっている。彼の手を握ることから始まり、彼の口が私の全身を味わい尽くし、彼の指が私の中で出入りする感覚。今にも比類のない絶頂を迎えようとしている。これは本当に素晴らしい瞬間に自分がいることを実感した。でも、この感覚がどれだけ続くのか不安になった。すぐに私は崖っぷちに立ち、頂点を超えて言葉では簡単に説明できない何かを感じようとしていた。

「もう少しで…」私はジャスパーの手をきつく握りしめながらささやくと、彼も同じように強く、でも痛くないように私の手を握り返してくれた。

この特別な瞬間に何か安定したものをつかんで...