考えられないことが起こる

第76話

ケリー・アンの視点：

私たちの視線が絡み合う中、ジャスパーはウインクをして、私の柔らかな肌のひだを吸い続けた。その時点で何を考えるべきか分からなかった。私はすっかり裸になり、目が上を向かないように必死に抑えていた。そして、ある考えが浮かんだ。結婚後に初めてシェーンに口で愛してくれるよう頼んだ時、彼に平手打ちされたことを思い出した。まるで自分の男性器を切り落とせと言ったかのように彼は反応した。今考えれば、彼が私にしてきたことを全て考慮すると、それも悪くない考えだけど。

一方、ジャスパーは私が何も頼むことなく、自ら進んでそれをしてくれていた。大きなタオル一枚だけをまとい、ベッ...