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第68話

ケリー・アンの視点:

ジャスパーは喜んで私の手を取り、私を立ち上がらせてから、部屋の反対側へ歩き始めた。どこへ向かっているのか見てみると、開いた doorway の両側にサイドテーブルが一つずつあることに気がついた。見た限りでは、ドアは見当たらなかった。でも、ここはプライベートルームなのだから、ドアがあるかどうかなんて気にすることじゃない、そう思った。

近づくにつれて、部屋の中を覗こうとしたが、とても暗かった。この部屋の入口の外側には、ドアの両側のテーブルの上にランプが置かれていた。そのランプは、部屋の他のランプと同様に薄暗く灯され、入口に興味深い光の効果を与えていた。

「どこに行...