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第34話

ケリー・アンのPOV:

私が再び眠りに落ちたことにさえ気づかなかった。気を失った後に何かを見た記憶がないからだ。言うなら、さっきの夢は本当に恐ろしいものだった。今まで見た中で最悪の部類に入る。どうしてシェーンの声が、他の誰かが私に話しかけていることを知っていたのだろう?ジャスパーは夢に出てきてさえいなかったのに、それは全く筋が通らない。でも何故か、シェーンの声、あるいは悪魔のような良心は、別の声がそこにあることを知っていた。

考えれば考えるほど、ジャスパーはただ私を起こそうとしていただけ。それだけのこと!そんなことでシェーンが嫉妬するなんて!シェーンが嫉妬するところなんて見たことがな...