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第54話

ジェーンが次の日の午後に帰るために荷物をまとめ始めたとき、私も慌てて同じことを始めた。ベガスに行くことにすごく興奮していて、私たちのフライトは1時間もないうちに出発する。ジョーイは人脈を活かして、彼の友人のプライベートジェットに二人分の席を確保してくれた。私はそれに乗ったことがなかったので、プライベートジェットで行くと知ったとき、興奮のあまり頭がおかしくなりそうだった。一日中ソワソワしていたけど、それはジョーイが一日中つけるように言ったバイブレーターのせいではなかった。本物の興奮からだった。まあ、ほとんどは。

「素敵な週末を、マディソン」ジェーンは別れを告げながら、私をきつく抱きしめた。彼女...