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第140話

イタリアンレストランの個室に落ち着いて座り、何を食べるか決めようと真剣にメニューを見つめていた。ウェイターが注文を取りに二度もテーブルに来たけれど、まだ決められずにいた。ついに、私はため息をついて携帯を取り出した。考えている料理の写真を数枚撮って、すぐにリンダの番号を呼び出した。急いで彼女に写真を送り、どれが一番良いと思うか尋ねた。返事を待つために携帯を下ろすと、ジョーイが小さな笑みを浮かべて私を見ているのに気づいた。

「なに?」と私は尋ねた。

「今、リンダに何を食べるべきか聞いたの?」

顔が熱くなり、私は携帯に手を置いた。「ううん…」

彼はさらに笑顔を広げた。「したよね!これただの昼...