運命の手

第40話

パックは落ち着いていた。パーティーは大成功だった。ルナ・アディラはマーニーと一緒に休んでおしゃべりしていた。アディラは城にいる間に起きたことの詳細をすべて彼女に話した。マーニーはこれからアディラがゆっくり休めるよう気を配っていた。

マーニーはアディラの護衛役を引き受けていたが、どうやら国王も彼女と彼のために3人の個人警護を送ってきたようだ。ダンカンはアディラに追加の警護がついたことを気に入っていたが、同時に嫌でもあった。

まだ眠るには少し早いと判断したダンカンは、マルコと一緒に国境沿いをパトロールすることにした。もちろん、彼の3人の影も同行せざるを得なかったが、彼らの良いところは邪魔になら...