白い狼

第45話

アレクシアは図書館に飛び込み、探索を始めた。

高い書棚を目で追いながら、彼女は書架の列の間を縫うように歩き回った。睡眠不足と薄明かりで目は疲れていた。

唇を引き締めながら本のタイトルを読み、指先で背表紙に触れながら進んでいく。時間はあまりなかったが、彼女の尽きない疑問が彼女を蝕んでいた。

有望だと感じた本を腕の下に抱えながら、彼女は探索を続けた。

彼女の探索は予想よりも難しいことが証明されつつあった。カスピアンが成功しなかった理由が今なら理解できた。

太陽がさらに高く昇るにつれて、彼女の時間が限られていることを悟った。興味をそそられた数冊の本を集め、彼女は自分の部屋に持ち帰った。

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