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第151話

ジュリアンが私のイエスという言葉を聞いて浮かべる笑顔に、私の心臓は早鐘を打ち、胸に温かさが広がる。彼の緑色の瞳は明るく輝き、安堵と喜びの涙さえも光っている。だが、その視線はすぐに再び欲望に支配されていく。

「ふむ、君がこうして初めて俺の膝の上に座った時のことを覚えているよ...」ジュリアンは悪戯っぽく笑う。「君は本当に興奮していて、俺のモノが欲しくてたまらなかったね」

「ええ...」私は唇を潤し、今度はジュリアンの視線を私の口元に釘付けにする。「あなたに犯してほしかっただけよ」

「君は俺を狂わせたんだ、わかるか?」彼は顔の距離を縮め、息が混ざり合う。「あの日、俺はもうダメだと気づいたよ」...