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第53話

ゼインがアヴァのシャツのボタンを外した時、彼女は彼の手が腰から上へと優しく這い上がるのを感じた。その手は彼女の体のラインをなぞるように動き、胸のすぐ下で止まった。彼の親指がブラのレース生地の上を滑ると、アヴァはその軽い接触だけで乳首が硬くなるのを感じた。彼にもっと触れてほしい、胸を愛撫してほしいと思った。しかし彼の手は彼女の肩に移動し、シャツを腕から下へと押し下げた。アヴァはそれが床に落ちるのを感じた。アヴァは一瞬、なぜ自分がゼインに体を見せることに決して不快感を覚えないのだろうと考えた。彼が彼女を見つめる眼差しには、彼女をリラックスさせ、自分は十分ではないと頭の中で叫ぶ叔母のうるさい声を黙ら...