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第71話

翌朝、私は驚くほど上機嫌で目を覚ました。昨晩の記憶に微笑みながら。彼のぷっくりとした唇に私の愛液を塗りつけたときの、あの驚愕の表情は完璧だった。彼がシャワーを見に起きてくることは分かっていた。すべては計画通りに進んでいる。あとは彼のあの頑固さを打ち破るだけ。彼が私を欲しがっていることも、そして彼が永遠に私に抵抗できないことも知っている。

キッチンに入ると、ジャスティンはすでにそこにいて、松葉杖を一本で体を支えながらコーヒーを注いでいた。

「疲れてるみたいね」と私は言った。いつもよりも一層ボサボサになった彼の髪を見て。「よく眠れなかった?」とウインクしながら尋ねる。

「あれはフェアじゃなか...