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第65話

アリッサ

自分で自分の頬をつねって、これが夢じゃないか確かめたくなる。両親が帰って、私とマットはついに二人きりになる。彼は私を愛してくれて、結婚したいと言ってくれて、そしてついに私とセックスしてくれる。今まで望んできたことが全部現実になるなんて信じられない。

両親に別れのハグをして、彼らが帰ることは気にしていないこと、そう、マットとキャンプを続けたいということをもう一度確認する。両親は私たちが必要とするものを全て置いていってくれるけど、正直、私のテントは片付けてくれていいよって言いたいくらい。だって地獄でも使うつもりないんだから。

私たちは両親が車で去っていくのを見送って立っていた。彼ら...